今日は「石門ツアー」の予約をいれています。ガイドさんからメールで8:20に宿泊先の「アイランドリゾート母島ナンプー」に迎えに来てくれる事になっています。
その前に7時から食事、朝食は7時〜、夕食は18時〜で毎日同じ時間にしてもらいました。朝食は和食と洋食が選べます。今日は洋食。丁度良い感じの朝食でした。
ガイドさんからは、PETボトル500cc3本ほど必要、お弁当は宿で手配して下さいとの事。旅行会社に宿とセットで頼んでいたので油断していました。チェックイン時に弁当の話をしたら「事前に連絡されてますか?」の言葉! えっ! ・・・と云う事でしたが、なんとか「お握り弁当」なら8時頃までには、幕の内は11時頃・・・と、云う事で2日間はお握り弁当、最終日は幕の内弁当にしました。

↑ 朝食の洋食セット
食べてから、出発の準備。PETボトルを3本入れて、温かいコーン茶も保温ポットに作っておき持参。案外これが良かった。昨日と比べて風が有ったのも、後で思ったら良かったのでした。
8時15分頃に宿の外に出ると、ガイドの梅野さんが車で現れる。もう1人の人を迎えに行く前にウミガメを見て参加者3名でスタート。車で15分ほど走るが、途中で急停車! なんと! アカガシラカラスバトが道に出て来ていました。写真を撮るが・・・? 何か調子悪い感じ・・・?

↑ 石門入口の看板
この石門は東京都認定ガイドと一緒で無ければ入れません。しかも途中にトイレが無いので携帯トイレ必携。(ガイドさんが用意してくれます) ガイド1名が案内出来るのは5名まで・・・。
ここで写真を撮っていたらトラブル発生! カメラとレンズの接続がうまくいかない。以前も有ったが2回ほど接続し直すと元に戻っていたが、今回4〜5回装着し直してもNGで、諦めて大型カメラは車に置いて行く事になった。

↑ 履いていた靴を洗います
先ずはブラシで靴の底の泥を徹底的に落とします。次にお酢スプレーで靴底に酢をかけて、ゴミ取りローラーで服に付いた種子等を取り除く。

↑ いざ出発!
最初は外来種の「アカギ」の森から始まります。ガイドの梅野さんはガイドの他に外来種のアカギの駆除の仕事もしておられます。アカギは繁殖力がかなり強いそうです。足元一面に一杯小さな芽が出ていたので、これは・・? と、聞いたらアカギの新芽だそうで、こりゃ駆除も大変だなぁ・・・と思いましたね。放って置いたらアカギだらけになるし、変な駆除をしたら植生が変わりかねないですからね。

↑ ヒメツバキの花が結構落ちていました
何ヶ所も落ちているのに、見上げても咲いている姿が見えない。不思議だなぁ・・・。

↑ これが目的でした・・・オガサワラオカモノアラガイ
この透明感、ちょこんと乗った貝殻・・・まさにカタツムリからナメクジに進化しているよう。海洋に浮かぶ小笠原の雲霧林が無ければ育たないカタツムリです。
う〜ん・・・なるほど、今回このカタツムリを見るのが目的の一つなので、いくつか見つけて貰ったら、自分で見つけられる気がしていました。この後にもいくつか見つけて貰ったら、思い通り自分でも結構見つける事が出来ました。
※しかも翌日に登った乳房山の山頂でも10数匹見つけられ・・・大満足でした。

↑ 木生シダ「マルハチ」
写真は倒れたマルハチの木なので、目印の丸に八の字がそのまま見えますが、本来なら逆さまに見えます。葉柄が落ちた後にこの「丸に八の字」が出るのでマルハチ。

↑ まるで「ジュラシックパーク」のような森の中を進みます

↑ 堺ヶ岳が見えてきました
この堺ヶ岳(標高444m)の山頂まで往復しましたが、ガイドさんに着いていかないと登れないですね。まさに藪漕ぎ。

↑ 見つけました! オガサワラオカモノアラガイ
お母さんに葉っぱを持って貰って撮影。

↑ ハハジマノボタン
紫色ではなくピンク色のかわいい花です。これも母島でしか見られない花です。

↑ 堺ヶ岳の山頂で
ガイドの梅野さんがボードに書いてくれました。残念な事にここからの眺めはありません。

↑ 堺ヶ岳の頂上で見つけた「テンスジオカモノアラガイ」
2匹固まっています。交尾、交接のしているとの事。オガサワラオカモノアラガイよりも殻が大きいのが特長。これは知らなかったが、見る事が出来てよかった!

↑ 藪漕ぎで堺ヶ岳から下山する際に、石門付近を眺める
暑くなったら困るなぁ・・・と思っていましたが、意外と風が吹いてくれて助かりました。しかし湿度が高いので結構汗をかきます。堺ヶ岳の途中から明日登る「乳房山」が見えるかと思いましたが、残念ながらガスの中。